月花のナイトに寵愛される

「横に洗濯機あるから脱いだ服は洗うこと!」
「は、はいっ」


彼の勢いに圧倒されて返事をする。
するとバタンと扉が閉められた。


静かになったシャワールームの中で立ち尽くしていると、またくしゃみをしてしまい、はっとして制服に触れる。

濡れて冷たくなった服と下着を脱いでたたみ、近くに置いてあったカゴに入れさせてもらう。


蛇口を捻ってシャワーを浴びれば体が一気に温まった。

このビルは古いみたいだけれど、このシャワールームは最近出来たものなのかとてもきれいだ。

置かれているシャンプーなどはメンズ用なのかあまり見覚えのないものが多い。
値段が高そうで使うのが申し訳ないと思いながら手に少しだけ出す。


冷えと汚れが温かいお湯によって流されていき、緊張や恐怖で固まっていた心も少し和らいだ気がした。