「依桜はどうしてこの町に来たの?」
探りを入れるというよりはただ疑問を口にしたような口調。
たった数時間前のことを思い出してまた心が痛くなった。
「……なげやりで」
偽らず本音を言うと彼はただ「そっか」と頷いた。
「依桜と会えてよかったよ。いい奴ばっかりだけど、女の子を利用しようとする奴らもいるからさ」
そういう奴らからみんなを守るのも俺たちの役目なんだ、と彼は笑う。
ふと会話が途切れたタイミングで湊はソファーから立ち上がった。
「もうこんな時間だしさすがにそろそろ寝ないとね。部屋案内するからついてきて」
彼に言われるがままついていくと、さっきまでいた部屋の2つ隣の扉の前で止まる。
どうやらこの階には6つの部屋があるらしく、ここは奥から3番目の部屋みたいだ。
湊が扉を開けて電気を点ける。
そこにはさっきまでいた部屋の事務所のような雰囲気は全くなく、温かみのある寝室が広がっていた。
「この部屋は依桜が自由に使って。ただ寝るときと着替えるときは絶対に鍵をかけること。なんもないと思うけどここ一応男所帯だから」
男所帯?
思えばここは湊ひとりだけが暮らすには部屋が多いし、置いてある家具も大きい。
他には誰にも会っていないけれど誰かと一緒に暮らしているんだろうか。
疑問に思ったことを聞くこともできず考える。
探りを入れるというよりはただ疑問を口にしたような口調。
たった数時間前のことを思い出してまた心が痛くなった。
「……なげやりで」
偽らず本音を言うと彼はただ「そっか」と頷いた。
「依桜と会えてよかったよ。いい奴ばっかりだけど、女の子を利用しようとする奴らもいるからさ」
そういう奴らからみんなを守るのも俺たちの役目なんだ、と彼は笑う。
ふと会話が途切れたタイミングで湊はソファーから立ち上がった。
「もうこんな時間だしさすがにそろそろ寝ないとね。部屋案内するからついてきて」
彼に言われるがままついていくと、さっきまでいた部屋の2つ隣の扉の前で止まる。
どうやらこの階には6つの部屋があるらしく、ここは奥から3番目の部屋みたいだ。
湊が扉を開けて電気を点ける。
そこにはさっきまでいた部屋の事務所のような雰囲気は全くなく、温かみのある寝室が広がっていた。
「この部屋は依桜が自由に使って。ただ寝るときと着替えるときは絶対に鍵をかけること。なんもないと思うけどここ一応男所帯だから」
男所帯?
思えばここは湊ひとりだけが暮らすには部屋が多いし、置いてある家具も大きい。
他には誰にも会っていないけれど誰かと一緒に暮らしているんだろうか。
疑問に思ったことを聞くこともできず考える。



