「実は俺さ、今困ってんだよね。しつこい女に付きまとわれてるの」
「それって、昨日の?」
「いや、アイツは違うけど、いや、でもアイツもそうなるのは時間の問題か……。とにかくさ、信用出来る人に協力してもらいたいんだよね」
「協力?」
「そ。女に言い寄られるのってすげぇ面倒だからさ、仮の彼女作りたいんだよね」
「仮の、彼女?」
「俺、正直恋愛とか興味ねぇの。束縛されたりとか嫌いだしね。だから本命は作りたくない。けど、相手がいないと女が寄ってくる」
「そんなの、嘘でも彼女がいるって断ればいいじゃない」
「それが通用しないから困ってんの。しつこいんだよね、俺に寄ってくる女って」
「だからって、何で私が……」
「俺の本性知っちゃったじゃん? 職場の子にだけは知られないように気をつけてたんだよね。セフレだって職場の子以外を選んでたし」
「せ、セフレ!?」
「普通でしょ? 恋愛に興味は無いけど性欲は普通にあるし。どうせ寄ってくる女も俺の外見とセックス目当てが多いし。ヤリたい時に会って面倒になったら別れる。それくらいが丁度いいんだよ。だから後腐れなさそうな女と連絡取ってたのに、一度寝ると彼女づらする奴が多くてさぁ、困るよ本当」
「な……っ」
予想以上にクズな男だった矢地くんに、私は言葉を失ってしまう。
矢地くんがこんなに最低な男だったなんて、衝撃的過ぎるのと同時に、こういう人種には絶対関わっちゃいけないと身体が拒否反応を示していた。
「悪いけど、お断りします! 矢地くんの本性がクズだって事は内緒にするから、私に関わらないで!」
酷い言い方だと思うもハッキリ拒否しないといけない気がして私がそう告げて立ち去ろうとすると、矢地くんは更に距離を詰めてきて、私は壁際に追い詰められ、顔を近付け迫ってきて――
「あはは、羽瀬さんって結構毒舌だよね? ますます気に入った。羽瀬さんみたいな子、俺すげぇ興味ある。羽瀬さんとなら本気で恋愛してみてもいいかも」
と、全く嬉しくない告白をされた。

※イラストはさね馨様に描いてもらったもの。保存転載等厳禁です※
「それって、昨日の?」
「いや、アイツは違うけど、いや、でもアイツもそうなるのは時間の問題か……。とにかくさ、信用出来る人に協力してもらいたいんだよね」
「協力?」
「そ。女に言い寄られるのってすげぇ面倒だからさ、仮の彼女作りたいんだよね」
「仮の、彼女?」
「俺、正直恋愛とか興味ねぇの。束縛されたりとか嫌いだしね。だから本命は作りたくない。けど、相手がいないと女が寄ってくる」
「そんなの、嘘でも彼女がいるって断ればいいじゃない」
「それが通用しないから困ってんの。しつこいんだよね、俺に寄ってくる女って」
「だからって、何で私が……」
「俺の本性知っちゃったじゃん? 職場の子にだけは知られないように気をつけてたんだよね。セフレだって職場の子以外を選んでたし」
「せ、セフレ!?」
「普通でしょ? 恋愛に興味は無いけど性欲は普通にあるし。どうせ寄ってくる女も俺の外見とセックス目当てが多いし。ヤリたい時に会って面倒になったら別れる。それくらいが丁度いいんだよ。だから後腐れなさそうな女と連絡取ってたのに、一度寝ると彼女づらする奴が多くてさぁ、困るよ本当」
「な……っ」
予想以上にクズな男だった矢地くんに、私は言葉を失ってしまう。
矢地くんがこんなに最低な男だったなんて、衝撃的過ぎるのと同時に、こういう人種には絶対関わっちゃいけないと身体が拒否反応を示していた。
「悪いけど、お断りします! 矢地くんの本性がクズだって事は内緒にするから、私に関わらないで!」
酷い言い方だと思うもハッキリ拒否しないといけない気がして私がそう告げて立ち去ろうとすると、矢地くんは更に距離を詰めてきて、私は壁際に追い詰められ、顔を近付け迫ってきて――
「あはは、羽瀬さんって結構毒舌だよね? ますます気に入った。羽瀬さんみたいな子、俺すげぇ興味ある。羽瀬さんとなら本気で恋愛してみてもいいかも」
と、全く嬉しくない告白をされた。

※イラストはさね馨様に描いてもらったもの。保存転載等厳禁です※

