日曜日、高校時代の友人と久しぶりに会ってカフェで色々と語り合っていた。
時間が経つのはあっという間で、夕方にはお開きになった。
(今日は楽しかったな。次はいつ会えるかな)
友人は結婚して子供もいる事からそうそう頻繁には会えず、数カ月に一度くらいを目安に会っているので次はいつになるかなと思いながら駅へと歩いて行く。
すると、裏通りへと続く小道で男女の言い争うような声が聞こえてくる。
襲われているとかそういった類ではなく、カップルの喧嘩か何かだとは思うものの、少し気になった私はそちらへ視線を移す。
すると、茶髪の巻き髪で比較的露出の多い服を着ている、ギャルっぽい女の人と一緒に居たのは見覚えのある男の人。
「……矢地くん?」
普段はスーツ姿なので私服姿を見るのは初めてだけど、何ていうか他の男の人とはオーラが違うから、私服姿でもすぐに分かる。
私の予想ではぴったりめの服装を好むのかと思いきや、全体的にダボッとした服装の彼。
強いて言うなら、矢地くんの彼女はもっと大人しめで清純派の女の人かと思っていたから、服装よりもそちらの方に驚きを隠せない。
だけど、こんな風に盗み見なんてしてはいけない。
事件性も無いし、これ以上覗くのは野暮だろうとその場から離れ掛けた時、
「お前本当にウザい。もう金輪際連絡してくんなよ」
そんな耳を疑う台詞を耳にした私は再び足を止めた。
「酷い……そんな言い方!」
「一度寝たくらいで彼女づらとかウザいだろ? 勘違いすんなよな」
「ごめんなさい、それについては謝る。だから、もう会わないなんて言わないで」
「鬱陶しい。顔もみたくねぇから」
そして、そんな台詞を吐いて矢地くんは彼女の元から去って行ってしまった。
残された彼女は彼を追いかける事はせず、その場で泣いてしまっていた。
(あれ、本当に矢地くんなの?)
職場での彼は女の子に優しく、常に紳士的な男の子という印象なのに、今さっきの彼は優しさの欠片も無い、俺様気質の男の子という印象だった。
(……プライベートの事だもの、私には関係無いわよね。人それぞれ、事情もあるだろうし)
気にはなるけれど、それを聞くには盗み見していた事がバレてしまうし、仲良くも無いのにプライベートに口出しする事も出来ない私は今見た事を胸の中に留めてその場を離れて行った。
時間が経つのはあっという間で、夕方にはお開きになった。
(今日は楽しかったな。次はいつ会えるかな)
友人は結婚して子供もいる事からそうそう頻繁には会えず、数カ月に一度くらいを目安に会っているので次はいつになるかなと思いながら駅へと歩いて行く。
すると、裏通りへと続く小道で男女の言い争うような声が聞こえてくる。
襲われているとかそういった類ではなく、カップルの喧嘩か何かだとは思うものの、少し気になった私はそちらへ視線を移す。
すると、茶髪の巻き髪で比較的露出の多い服を着ている、ギャルっぽい女の人と一緒に居たのは見覚えのある男の人。
「……矢地くん?」
普段はスーツ姿なので私服姿を見るのは初めてだけど、何ていうか他の男の人とはオーラが違うから、私服姿でもすぐに分かる。
私の予想ではぴったりめの服装を好むのかと思いきや、全体的にダボッとした服装の彼。
強いて言うなら、矢地くんの彼女はもっと大人しめで清純派の女の人かと思っていたから、服装よりもそちらの方に驚きを隠せない。
だけど、こんな風に盗み見なんてしてはいけない。
事件性も無いし、これ以上覗くのは野暮だろうとその場から離れ掛けた時、
「お前本当にウザい。もう金輪際連絡してくんなよ」
そんな耳を疑う台詞を耳にした私は再び足を止めた。
「酷い……そんな言い方!」
「一度寝たくらいで彼女づらとかウザいだろ? 勘違いすんなよな」
「ごめんなさい、それについては謝る。だから、もう会わないなんて言わないで」
「鬱陶しい。顔もみたくねぇから」
そして、そんな台詞を吐いて矢地くんは彼女の元から去って行ってしまった。
残された彼女は彼を追いかける事はせず、その場で泣いてしまっていた。
(あれ、本当に矢地くんなの?)
職場での彼は女の子に優しく、常に紳士的な男の子という印象なのに、今さっきの彼は優しさの欠片も無い、俺様気質の男の子という印象だった。
(……プライベートの事だもの、私には関係無いわよね。人それぞれ、事情もあるだろうし)
気にはなるけれど、それを聞くには盗み見していた事がバレてしまうし、仲良くも無いのにプライベートに口出しする事も出来ない私は今見た事を胸の中に留めてその場を離れて行った。

