もしももういちどだけあの日にいけるのなら

そんなことを考えていたらあっという間に本鈴がなり授業が始まった。一時間目は古典だ。
普段は眠くなりそうになるはずの古典も今日は考え事をしていたからかちっとも眠れなかった。
「うーん、、、それじゃあ、、、おっ!いつもは寝てるのに今日は寝ない石垣!この問題解いてみろ!」
へっ、、、分かるわけないじゃん!
「はいっ、先生っ答えは卑弥呼ですっ!」
「おっ!大石正解だ!カンニングでもしたか(笑)」
「そんなことしてませんっ!予習してきたんでーす!」
あ、優紀が私の代わりに答えてくれた。あれ、でもこんなこと前にもあったような、、、まあいいや。