もしももういちどだけあの日にいけるのなら

まあ、とりあえず、学校に行くか。
「行ってきまーs、、、は?なんでいんの?」
私がそう思うのも無理はないだって目の前に優紀がいる。
、、、なぜ?
「えー(笑)ひどいなー、一緒に行くって約束したし、昔遅刻しそうな時も待っててくれたじゃん(笑)」
うん、完全にそんな問題じゃない。あんたは死んだはず。
でもおかしい。完全に本人なんだよ。本人は気にしてるらしい高い声も、色素が薄いふわふわの髪も大きい目も長いまつげも何より誰よりも優しいこの笑い方。結構よく見せる嬉しそうで楽しそうなそんな笑い顔。