さて、これでシェルドニアでの役目も終わり。
一秒でも長く、こんな国にはいたくないので、とっとと帰りたいところだったが…。
残念ながら、一泊もせずに帰国するだけの時間はなかった。
そこで、俺達はアシミムが用意した、国賓用の高級ホテルに泊まることになった。
そう、俺達今、一応国賓扱いなんだよ。
お陰で、許可なしにホテルの外に出ることも出来ない。
ホテルまでは、アシミムの腰巾着、ルシードが案内してくれた。
最上階にある、超VIPのみが宿泊出来るスイートルームである。
「ここだ」
外壁も内装も、扉も廊下も何もかもが真っ白なホテル。
それだけで吐き気がするのに。
アシミムがわざわざ用意したホテルだと思うと、余計憂鬱な気分だ。
「…また、何か企んでるんじゃないだろうな」
ルルシーが、警戒心丸出しでルシードに尋ねた。
嫌味を込めて、わざとシェルドニア語で。
「我々にそのような意思はない」
「…とても信用出来ない」
「シェルドニア王家の名に誓って、無事に貴殿らをルティス帝国に帰すと約束する」
笑わせてくれる。
二代三代で変わる王家の名前に誓われて、何が安心出来るんだ?
「心配しなくて大丈夫ですよ、ルルシー」
俺もまた、わざとシェルドニア語で言った。
「このノータリン共が何を企んでいたとしても、俺達はその上を行ってやるだけのことです」
所詮こいつらは、洗脳という手段がなければ、一国を統治することも出来ないクズ共だ。
利用価値があるから利用しているが、俺達がこいつらの下に下ることはない。
絶対に。
「あれだけ痛い目を見ておいて、まだ俺達に手を出す勇気があるなら、今度こそ命を以て償ってもらうだけです」
脅しではない。
やると言ったら、俺はやる。
ルシードも、そんなことは分かっているだろう。
彼は黙って頷いた。
そして。
「…明日、また空港まで送る。何か必要なものがあったら、ホテルのスタッフに何でも言いつけてくれ」
そう言い残して、ルシードは去っていった。
一秒でも長く、こんな国にはいたくないので、とっとと帰りたいところだったが…。
残念ながら、一泊もせずに帰国するだけの時間はなかった。
そこで、俺達はアシミムが用意した、国賓用の高級ホテルに泊まることになった。
そう、俺達今、一応国賓扱いなんだよ。
お陰で、許可なしにホテルの外に出ることも出来ない。
ホテルまでは、アシミムの腰巾着、ルシードが案内してくれた。
最上階にある、超VIPのみが宿泊出来るスイートルームである。
「ここだ」
外壁も内装も、扉も廊下も何もかもが真っ白なホテル。
それだけで吐き気がするのに。
アシミムがわざわざ用意したホテルだと思うと、余計憂鬱な気分だ。
「…また、何か企んでるんじゃないだろうな」
ルルシーが、警戒心丸出しでルシードに尋ねた。
嫌味を込めて、わざとシェルドニア語で。
「我々にそのような意思はない」
「…とても信用出来ない」
「シェルドニア王家の名に誓って、無事に貴殿らをルティス帝国に帰すと約束する」
笑わせてくれる。
二代三代で変わる王家の名前に誓われて、何が安心出来るんだ?
「心配しなくて大丈夫ですよ、ルルシー」
俺もまた、わざとシェルドニア語で言った。
「このノータリン共が何を企んでいたとしても、俺達はその上を行ってやるだけのことです」
所詮こいつらは、洗脳という手段がなければ、一国を統治することも出来ないクズ共だ。
利用価値があるから利用しているが、俺達がこいつらの下に下ることはない。
絶対に。
「あれだけ痛い目を見ておいて、まだ俺達に手を出す勇気があるなら、今度こそ命を以て償ってもらうだけです」
脅しではない。
やると言ったら、俺はやる。
ルシードも、そんなことは分かっているだろう。
彼は黙って頷いた。
そして。
「…明日、また空港まで送る。何か必要なものがあったら、ホテルのスタッフに何でも言いつけてくれ」
そう言い残して、ルシードは去っていった。

