何か熱いものを感じて右手を見ると、私の手の甲に何やら紋章が現れている。
その紋章を気にすることなく私は守護刀を構えると、少しだけ息を吸って、全てを静かに吐き出した。
──次の瞬間には相手の腕を一つ切り落としていた。
「ぐああっ!」
灯魔が先程までの余裕とは裏腹に苦しみだす。
私がすかさず相手の心臓を目がけて一気に守護刀を突き刺した。
しかし、その瞬間に私は違和感に気づく。
「心臓が、二つ……?」
「凛っ! そのまま抑えていろっ!!」
「──っ! はいっ!」
零様の声に従って、一つ目の心臓に刃を突きたてたまま、灯魔を逃がさないように力を込める。
そうして零様は灯魔のもう一つの心臓──頭を狙って、刀を突き刺した。
「ああ……そうか、君の想いは強いんだ、ね……。愛、確かに、見せてもらった……よ……」
「私が零様を傷つけることは、ない。彼の幸せこそが、私の幸せだから」
「……ふふ、『禁忌』を犯した君は、この先どう生きるのだろうね。ね、零……」
「俺はこいつを一人にはしない」
灯魔は零様の言葉を聞くと、寂しそうな顔をして消えていった。
その紋章を気にすることなく私は守護刀を構えると、少しだけ息を吸って、全てを静かに吐き出した。
──次の瞬間には相手の腕を一つ切り落としていた。
「ぐああっ!」
灯魔が先程までの余裕とは裏腹に苦しみだす。
私がすかさず相手の心臓を目がけて一気に守護刀を突き刺した。
しかし、その瞬間に私は違和感に気づく。
「心臓が、二つ……?」
「凛っ! そのまま抑えていろっ!!」
「──っ! はいっ!」
零様の声に従って、一つ目の心臓に刃を突きたてたまま、灯魔を逃がさないように力を込める。
そうして零様は灯魔のもう一つの心臓──頭を狙って、刀を突き刺した。
「ああ……そうか、君の想いは強いんだ、ね……。愛、確かに、見せてもらった……よ……」
「私が零様を傷つけることは、ない。彼の幸せこそが、私の幸せだから」
「……ふふ、『禁忌』を犯した君は、この先どう生きるのだろうね。ね、零……」
「俺はこいつを一人にはしない」
灯魔は零様の言葉を聞くと、寂しそうな顔をして消えていった。



