その言葉に私は喉の奥がツンとなって、唇を嚙みしめて感情を押し込める。 「その刀、お前に預ける。使いこなせ、それを」 それだけを残して、零様はその場から去って行った。 私は誰もいなくなった冷たい空間で泣く。 零様のぬくもりと優しさを感じながら──