マシューは紫音を見た。
八重と抱き合う恰好でぶるぶる震えている。
「そこにいる女性、紫音をどうして打ちすえようとしていたのか。それを聞きたいのだ」
サジットも、
「女性に手を上げるなど、これがこの国の侍のすることなのか」
「この人、紫音には大きな恩があるのだ。断じて見過ごせはしない。理由を聞かせてもらおうか」
「いや、これは、その、なんと言えばいいのか・・」
と言い淀み、
「近江屋、この二人は向こうで接待をと言ったはずだな。それがどうしてここにいるのだ」
「はい、それがそのう、私にもさっぱり」
マシューが前に出る。
「接待? あんな馬鹿げたことに誰が付き合うか。さっき庭で紫音に会ったのだ、そのときの様子はただ事ではなかった。なにか大変なことが起こっていると思ったのだ。それで来てみればこの有り様だ」
鹿島の顔が引きつった。
鬼の形相になって、
「うぬっ、こいつらを取り押さえろ、異人だとて容赦はするな」
入口にいた用人が駆け込んだ。
二人を囲んで刀を向ける。
八重と抱き合う恰好でぶるぶる震えている。
「そこにいる女性、紫音をどうして打ちすえようとしていたのか。それを聞きたいのだ」
サジットも、
「女性に手を上げるなど、これがこの国の侍のすることなのか」
「この人、紫音には大きな恩があるのだ。断じて見過ごせはしない。理由を聞かせてもらおうか」
「いや、これは、その、なんと言えばいいのか・・」
と言い淀み、
「近江屋、この二人は向こうで接待をと言ったはずだな。それがどうしてここにいるのだ」
「はい、それがそのう、私にもさっぱり」
マシューが前に出る。
「接待? あんな馬鹿げたことに誰が付き合うか。さっき庭で紫音に会ったのだ、そのときの様子はただ事ではなかった。なにか大変なことが起こっていると思ったのだ。それで来てみればこの有り様だ」
鹿島の顔が引きつった。
鬼の形相になって、
「うぬっ、こいつらを取り押さえろ、異人だとて容赦はするな」
入口にいた用人が駆け込んだ。
二人を囲んで刀を向ける。

