人気バンドの紅一点?!~天然美女は溺愛される~

「MV公開後に二度目の配信になります。ちゃんと情報は公式に入りますから安心してくださいね~」
コウがにこやかにそう言い、コメント欄はこのあとの話を予想するものであふれた。
『ベースがサポートメンバーからちゃんとしたメンバーになる?』とか『連続で新曲?』とか『新しいお仕事かな?』など。
ふふ~ん、全部違うんですね~。
「重大発表です!」
もう一度コウが口を開いた。
「7月終わりに予定している夏休みライブ、『PARTY(パーティー)』のコトはご存じでしょうか」
続いてネイが話し出す。
「そしてそして、本題です!8月終わりに!ルアーズ限定ライブを予定しております!こちらの動員数は3日で150人なります!」
ネイがそう言い切った瞬間、コメントの量が尋常じゃなくなった。
主に『少なくない⁉』というものが。
コメントが少し落ち着いてから、私も口を開く。
「こちらのライブは、私たちが初めて人に曲を披露したライブハウスで行います!ライブ映像のDVDが発売される予定もありません」
「ライブを行うライブハウスはチケットが当たったルアーズの皆さんにのみお知らせします。そして僕たちはこのライブを『cocktail(カクテル)と名付けました!」
セイもそう言って、一番伝えなきゃいけないコトが言い終わり、全員胸をなでおろした。
「申し訳ありませんが、『cocktail』の詳しい情報は公開することができません。もしも『PARTY』または『cocktail』について質問がありましたら・・・」
「『PARTY』の質問には文の初めに『PARTY』、『cocktail』の質問には文の初めに『cocktail』と書いてコメントお願いします!カタカナで構いません」
「答えられないものありますが、そちらはご了承ください」」
「もしも時間内にすべてお答えできなかった場合は、特設ページの『Q&A』に載せますので、ぜひそちらもご覧ください」
セイが締めくくり、みんなでコメントの中から質問を探した。
「・・・はい、席についてですね。『PARTY』にはファミリー席、二階席などが用意されていますが、『cocktail』は立っての参加となります」
「どちらも入場は三歳以上になっております。肩車やだっこなどはお控えください」
「『PARTY』にはペンライトが販売、使用がされますが、『cocktail』ではペンライトの販売、使用は御座いません。代わりに会場限定販売のタオルの使用を考えております」