人気バンドの紅一点?!~天然美女は溺愛される~

今時のお菓子とかってパッケージのイラストも色も可愛いし、瓶も透明だから置いておくだけで可愛いんだよね。
ちなみに私の瓶には小さめのグミとチョコがたくさん入っている。
コウはグミとラムネ、ネイはフルーツゼリーと金平糖、セイはキャンディーとタブレット系、が中心だ。
セイは舐めるのが好きなんだよねぇ。
仕事が終わって帰ってるときも、車の中でいつも棒付きキャンディーを舐めている。
あやぴも微笑ましそうに見てるし、セイのためにいつも棒付きキャンディーも持ち歩いているらしい。
「はい、これね。・・・あやぴもどーぞ」
3人に配った後、離れたところで座っているあやぴにもお菓子を渡す。
「お、ありがとー」
あやぴも驚いた顔をしながらも嬉しそうに受け取ってくれたので、私もさっきの定位置に戻った。
それぞれ個包装のお菓子を口に運び、自然と顔を見合わせて笑い合う。
あ・・・みんなの笑顔と楽しそうな顔で、少し緊張ほぐれたかも・・・。
「ユキ、いるー?」
ネイはフルーツゼリーの食べかけを差し出してくる。
ネイって好きなものちょびちょび食べる癖あるよね。
コウもネイと同じタイプで、私とセイは一気に食べて幸せを大きく感じたいタイプ。
「食べかけじゃーん、ネイが食べなよー」
ほんのりメロンの匂いがする。
「ユキはこれ好きだろ?」
セイがタブレットを一粒差しだしてきて、それはありがたくいただいた。
「あー、俺からは貰わなかったのに―」
ネイはわざとらしく、拗ねたように胡坐をかいて顔をそっぽに向ける。
「これは食べかけじゃないじゃん」
「なに、ユキは俺との間接キスが嫌なんだ?」
悪戯っ子のような顔をして訊いてくるネイがなんだかおかしくて、あやぴ含むネイ以外の4人で同時に噴き出す。
こんなことを言われても和やかな空気が続くのは、すごくいいコトだし、私は色事が苦手だから、居心地がいい。
揶揄われて(?)恥ずかしくて赤くなる・・・なんて可愛らしいことはできないけど、3人がそれ(●●)を求めているわけではないのはわかっていた。
ファンも多分・・・求めてない、はず・・・多分。
「じゃぁ、そろそろ準備しようか。リラックスしてね~」
傍観していたあやぴがカメラの確認にきて、ニッコリと笑いかけてくる。
「は、は~ぁい・・・」
うわ・・・緊張してきた。
「あ、逆に緊張させた?ごめんね~」
あやぴが苦笑して、私は首を横に振りながら自分を映すカメラを見つめた。