「『こっくん、ユキたんと手繋いで♡』・・・ユキたーん、いいですかー?」
甘えるようにコウが後ろにもたれてくる。
「えとー・・・反対の人いたらコメントで教えてー」
少なくともファンが嫌がるコトはしたくないので、訊いてみる。
すぐにコメント欄が動いたので目で追っていく。
「『いいよー!』『ぜひやってー!』『全然OK!』『むしろやってくれるの⁉』・・・こっくん、いいって」
ファンからの許可がとれたので、コウがいる、前の手を伸ばす。
「はい」
するとぎゅっと手を握られ、頬ずりされる。
「・・・はい、また質問コーナーうつるよー」
コウの手を離し、私は画面に目を通した。
「『新曲を一言で言うと?』だそうですがどうでしょう?」
みんなを見渡すと、3人はハイハイッと手を挙げた。
「じゃあ胡瞳さん!」
大好きだった中学校の先生を真似しながら言うと、唯一その先生を知っているコウが笑う。
「えっと、『緑蘭』ですね、これは~」
「なに言ってるんですか。曲名ですよそれ」
「まぁそうなんですけど。緑蘭の花言葉って知ってます?」
「えー、なんだろうねー」
「わかんなーい」
「知ってるのぉー?」
コウに訊かれ、3人で適当に答えると。
「ひどい棒読み具合だね。粉雪、女優とかできるの?」
「できますよぉ」
出来ない気がするけど、と心の中で付け足して笑う。
「えっとねー、緑蘭の花言葉は『幸福がとんでくる』『純粋な愛』なんですねー」
コウが伊達眼鏡をくいっと挙げて博士のように人差し指を立てる。
「だから、その花言葉をイメージして歌詞作ったの」
急にタメ口になったコウが『大変だったよ』と呟く。
「糸口はつかめてるじゃない?」
ネイの疑問に、コウがイヤイヤと激しく首を横に振った。
「花言葉通りの歌詞が出来たらそりゃいいだろうけど!でもそれって理想とか、非現実的なものを語ってるだけじゃん⁉それが嫌だもん!だから、きれいごとにならないキーワードと口調とかを見つけるのにすっごい苦労したわけ!」
「もう、何回も曲の変更お願いされたしね」
あの時の大変さを今になって感じる。
作ってるときは、焦りと緊張とただ夢中になってるだけだったから。
曲作りの楽しさを改めて理解した気がするし、でも間に合うかわかんなくて・・・。
主にコウが原因で。
甘えるようにコウが後ろにもたれてくる。
「えとー・・・反対の人いたらコメントで教えてー」
少なくともファンが嫌がるコトはしたくないので、訊いてみる。
すぐにコメント欄が動いたので目で追っていく。
「『いいよー!』『ぜひやってー!』『全然OK!』『むしろやってくれるの⁉』・・・こっくん、いいって」
ファンからの許可がとれたので、コウがいる、前の手を伸ばす。
「はい」
するとぎゅっと手を握られ、頬ずりされる。
「・・・はい、また質問コーナーうつるよー」
コウの手を離し、私は画面に目を通した。
「『新曲を一言で言うと?』だそうですがどうでしょう?」
みんなを見渡すと、3人はハイハイッと手を挙げた。
「じゃあ胡瞳さん!」
大好きだった中学校の先生を真似しながら言うと、唯一その先生を知っているコウが笑う。
「えっと、『緑蘭』ですね、これは~」
「なに言ってるんですか。曲名ですよそれ」
「まぁそうなんですけど。緑蘭の花言葉って知ってます?」
「えー、なんだろうねー」
「わかんなーい」
「知ってるのぉー?」
コウに訊かれ、3人で適当に答えると。
「ひどい棒読み具合だね。粉雪、女優とかできるの?」
「できますよぉ」
出来ない気がするけど、と心の中で付け足して笑う。
「えっとねー、緑蘭の花言葉は『幸福がとんでくる』『純粋な愛』なんですねー」
コウが伊達眼鏡をくいっと挙げて博士のように人差し指を立てる。
「だから、その花言葉をイメージして歌詞作ったの」
急にタメ口になったコウが『大変だったよ』と呟く。
「糸口はつかめてるじゃない?」
ネイの疑問に、コウがイヤイヤと激しく首を横に振った。
「花言葉通りの歌詞が出来たらそりゃいいだろうけど!でもそれって理想とか、非現実的なものを語ってるだけじゃん⁉それが嫌だもん!だから、きれいごとにならないキーワードと口調とかを見つけるのにすっごい苦労したわけ!」
「もう、何回も曲の変更お願いされたしね」
あの時の大変さを今になって感じる。
作ってるときは、焦りと緊張とただ夢中になってるだけだったから。
曲作りの楽しさを改めて理解した気がするし、でも間に合うかわかんなくて・・・。
主にコウが原因で。



