「シウさんこんにちは!今日もお願いします!」
「こんにちはユキちゃん。よろしくお願いしますね」
さぁ、あと数時間で○○歌合戦。
メイクさんであるシウさんに挨拶をする。
私たちは4人全員メイクをするけど、私とコウ以外はあまりしない。
だからメイクさんは1人だけだ。
ライブの時とMV制作の時は2人になったりするけど。
でも、ヘアメイクさんは4人、つまり1人に1人ずついるんだ。
「今日は吐き出し会があると言っていましたが、どうでしたか?怪我は?」
「してませんよ!」
今日も妖艶な笑みを浮かべるシウさんに訊かれ、首を横に振った。
「シウさん!聞いてくださいよ、ネイ、今日やっと自覚したんですよ」
「ちょ、コウ、ユキに聞こえるだろ」
「ユキは鈍感だから大丈夫だって」
「ところで何故今日急に自覚が?」
「吐き出し会でさ、コウとユキの絡みが多くないかって嫉妬してさぁ・・・」
3人とシウさんが何か話してて、私だけついていけていないコトに寂しさは感じる。
でも、私だって男の子の話に入ろうなんて思ってないしね。
女の子だってそういうのあるでしょ?
そんなコトを考えながら隣の部屋に入る。
そこには、歌番組では一番豪華な衣装をマネキンが着ていた。
私は、脚を閉じるとスカートのように見える白のズボンに、黒のタキシード。
胸ポケットには、メンバーフラワーであり誕生花の白のスミレ。
そして、高い位置にあるウエストに細いベルト。
もちろんズボンが落ちてこないようにっていうのもあるけど、私はみんなと比べて背が低いから、・・・ね。
3人は、私と色が逆なんだよ。
同じタイプの黒ズボンに、白のタキシード。
胸ポケットには、同じくメンバーフラワーである誕生花。
コウは赤のアスター。
ネイは青の亜麻。
セイは黄の菊。
披露するのは、○○○○大賞新人賞も受賞した『闇夜の光』。
だから、黒と白と表したくて、色の指定だけさせてもらったんだ。
さっとまずヘアメイクさんのところに行く。
「お願いします」
「はい、じゃあユキちゃんはそこに座って」
ヘアメイクのランさんに言われた通り、椅子に座る。
「痛かったら言ってね」
「はぁい」
櫛で髪を梳かれ、顔に少しかかる。
「今日は結ばずに色々つけるからね」
今日は少しヘアアイロンでウェーブを付けて、キラキラしてるのをいっぱいつける予定。
「引っかかるかもしれないから、すぐに言ってね」
心配性なランさんに思わず笑ってしまい、鏡に映るランさんも同じように笑ってくれた。
「・・・どう!かわいいでしょ」
銀色のチェーンヘッドピースをつけ、席を立つ。
そして、すぐ隣に居たシウさんに声を掛けた。
「こんにちはユキちゃん。よろしくお願いしますね」
さぁ、あと数時間で○○歌合戦。
メイクさんであるシウさんに挨拶をする。
私たちは4人全員メイクをするけど、私とコウ以外はあまりしない。
だからメイクさんは1人だけだ。
ライブの時とMV制作の時は2人になったりするけど。
でも、ヘアメイクさんは4人、つまり1人に1人ずついるんだ。
「今日は吐き出し会があると言っていましたが、どうでしたか?怪我は?」
「してませんよ!」
今日も妖艶な笑みを浮かべるシウさんに訊かれ、首を横に振った。
「シウさん!聞いてくださいよ、ネイ、今日やっと自覚したんですよ」
「ちょ、コウ、ユキに聞こえるだろ」
「ユキは鈍感だから大丈夫だって」
「ところで何故今日急に自覚が?」
「吐き出し会でさ、コウとユキの絡みが多くないかって嫉妬してさぁ・・・」
3人とシウさんが何か話してて、私だけついていけていないコトに寂しさは感じる。
でも、私だって男の子の話に入ろうなんて思ってないしね。
女の子だってそういうのあるでしょ?
そんなコトを考えながら隣の部屋に入る。
そこには、歌番組では一番豪華な衣装をマネキンが着ていた。
私は、脚を閉じるとスカートのように見える白のズボンに、黒のタキシード。
胸ポケットには、メンバーフラワーであり誕生花の白のスミレ。
そして、高い位置にあるウエストに細いベルト。
もちろんズボンが落ちてこないようにっていうのもあるけど、私はみんなと比べて背が低いから、・・・ね。
3人は、私と色が逆なんだよ。
同じタイプの黒ズボンに、白のタキシード。
胸ポケットには、同じくメンバーフラワーである誕生花。
コウは赤のアスター。
ネイは青の亜麻。
セイは黄の菊。
披露するのは、○○○○大賞新人賞も受賞した『闇夜の光』。
だから、黒と白と表したくて、色の指定だけさせてもらったんだ。
さっとまずヘアメイクさんのところに行く。
「お願いします」
「はい、じゃあユキちゃんはそこに座って」
ヘアメイクのランさんに言われた通り、椅子に座る。
「痛かったら言ってね」
「はぁい」
櫛で髪を梳かれ、顔に少しかかる。
「今日は結ばずに色々つけるからね」
今日は少しヘアアイロンでウェーブを付けて、キラキラしてるのをいっぱいつける予定。
「引っかかるかもしれないから、すぐに言ってね」
心配性なランさんに思わず笑ってしまい、鏡に映るランさんも同じように笑ってくれた。
「・・・どう!かわいいでしょ」
銀色のチェーンヘッドピースをつけ、席を立つ。
そして、すぐ隣に居たシウさんに声を掛けた。



