電話を切って私は気を取り直して課題に取り組み始める。
文化祭の模擬店はどうしよう?
文化祭は一ヶ月後。
それまでに模擬店を決めて、準備を進めなきゃいけない。普通に計算しても時間が足りなくて本当は焦るところなんだけど全く私は気にしてなかった・・・・

5
「んで、なんか案ある人!」
次の日。
今日は部員全員で文化祭の出し物をきめようということでみんなが部室に集まっていた。
この場を取り仕切るのは一番文化祭への期待と情熱がある、秋聖くん。
ホワイトボードにペンでサラサラっと、文化祭出し物案
と記入してからぐるっと周りを見回した。
でも、先輩たちは気だるそうに足を組んでいたり、スマホをチラチラ見ていたり。
部活なんて、バレーボールができたらなんでもいい、みたいな感じが滲み出てる。
このままじゃ一生終わらないなと思い、私は手を挙げた。
「フルーツジュースの模擬店をやるのはどうですか?顧問の先生にお金を出してもらって果物をかって、その場でミキサーにかけたりとか。それを、可愛いグラスにいれて、バレーボールのプリントされたシールみたいなので飾りつけるのもいいんじゃないでしょうか?」
「意義ありの人〜」
みんなはこくこくと頷いた。
「じゃあ、決定ね。」
話し合いは淡々と進んでいく。すると、隣に座っていた妃奈乃がこっそり話しかけてきた。
妃奈乃とは部活も一緒だ。