予想通り、駅前のカフェは混み合っていた。
この時間帯ということもあって制服姿の女子がたくさんいる。
このカフェはタピオカミルクティーが大人気で色々カスタマイズできるし、なんか色々デコったりできて、それをSNSにあげてる人がたくさんいるからすっごく認知度は高くて人気店。
「ねぇねぇ、恋春と乙葉ちゃんは何にする??」
妃奈乃がドリンクメニューを見せてきた。
「う〜ん、私は・・・ピーチティーにミルクとタピオカにしようかなあ、乙葉はどうする?」
「え?私は・・・おすすめって何なの?私この店あんまりきたことなくて。」
「私のおすすめは、ピーチティーだよ。それになんか色々トッピングしている。」
「そうなんだ。じゃあそれにしようかな。」
頼み終えて、ドリンクを持って席につく。
そして、妃奈乃がストローをさしながら何気なく聞いてきた。
「ねぇ、恋春?今日さ、昼休み秋聖と何やってたの?」
そう聞かれて、私はタピオカを喉に詰まらせそうになった。
「何って・・・・」
「どうしたの?恋春?なにかあったの?」
乙葉が心配そうに聞いてきた。
どうしよう・・・どうやってごまかそう?
うまくごまかせる自信がまったくないよぉ・・・・・
「そ、それは・・・しゅ、秋聖くんに聞いてよ。」
一か八か行ってみたけど、妃奈乃はもっと眉をひそめた。
「やっぱり嘘。言うよ。」
私は手をぶんぶん振って、口を開いた。
「今日ね・・・秋聖くんに妃奈乃と友達をやめてって言われたの。」
乙葉と妃奈乃が大きく目を見開いている。
「どういうこと?」
妃奈乃は、意味がわからないと言わんばかりに目を見開いたまま問いかける。
「・・・・・・・・・秋聖くんは、私のことが好きなんだって。」
「はあ?何言ってんの。それ言ったところで何が言いたいわけ?」
妃奈乃が見るからに不機嫌そうに言って、ストローに口をつけて、一気にタピオカを吸う。
「私と妃奈乃が友達をやめれば、妃奈乃は昼休みとかに私のクラスにこないでしょ?」
「うん。」
妃奈乃が頷いたのを確認してから続ける。
「それで、秋聖くんは、私のことが好きだから、一緒にいたいんだって。でも、妃奈乃もいるでしょ?それで、その妃奈乃が絡んでくるからうっとうしいんだって。妃奈乃が友達をやめれば、私のところに来なくなる。そしたら、私と秋聖くんでふたりきりになれるから、そうしたいんだって。妃奈乃を邪魔者扱いみたいな感じで・・・自分の恋のために、人の友情関係を壊されたみたいですごくむかついた。」
「・・・・ひどい・・・・」
乙葉がぽつりと呟いた。
「柊木さんが可哀想だよ。」
悲しそうに言う乙葉。
「そう、だね・・・」
妃奈乃が悲しく呟き、頷く。
「私・・・ずっと、秋聖のことが・・・好き、だったのに。どうして、恋春なんて・・・好きになっちゃうの・・・?」
えっ・・・?その言葉に私は耳を疑った。
私はてっきり、妃奈乃が怒ってるのは友達をやめろと言われたからだと思っていたけれど、違うみたい。
どうやら、妃奈乃は秋聖くんが自分より恋春のことを好きだということが許せないみたい。
そうならないように、気をつけてきたのに・・・・気を遣ってきたのに・・・・楽しく笑ってきたのに・・・・
これも、全部、秋聖くんのせいだよ・・・・!
どうして、そんなに自分勝手なの!ほんとうにふざけないでよね・・・
この時間帯ということもあって制服姿の女子がたくさんいる。
このカフェはタピオカミルクティーが大人気で色々カスタマイズできるし、なんか色々デコったりできて、それをSNSにあげてる人がたくさんいるからすっごく認知度は高くて人気店。
「ねぇねぇ、恋春と乙葉ちゃんは何にする??」
妃奈乃がドリンクメニューを見せてきた。
「う〜ん、私は・・・ピーチティーにミルクとタピオカにしようかなあ、乙葉はどうする?」
「え?私は・・・おすすめって何なの?私この店あんまりきたことなくて。」
「私のおすすめは、ピーチティーだよ。それになんか色々トッピングしている。」
「そうなんだ。じゃあそれにしようかな。」
頼み終えて、ドリンクを持って席につく。
そして、妃奈乃がストローをさしながら何気なく聞いてきた。
「ねぇ、恋春?今日さ、昼休み秋聖と何やってたの?」
そう聞かれて、私はタピオカを喉に詰まらせそうになった。
「何って・・・・」
「どうしたの?恋春?なにかあったの?」
乙葉が心配そうに聞いてきた。
どうしよう・・・どうやってごまかそう?
うまくごまかせる自信がまったくないよぉ・・・・・
「そ、それは・・・しゅ、秋聖くんに聞いてよ。」
一か八か行ってみたけど、妃奈乃はもっと眉をひそめた。
「やっぱり嘘。言うよ。」
私は手をぶんぶん振って、口を開いた。
「今日ね・・・秋聖くんに妃奈乃と友達をやめてって言われたの。」
乙葉と妃奈乃が大きく目を見開いている。
「どういうこと?」
妃奈乃は、意味がわからないと言わんばかりに目を見開いたまま問いかける。
「・・・・・・・・・秋聖くんは、私のことが好きなんだって。」
「はあ?何言ってんの。それ言ったところで何が言いたいわけ?」
妃奈乃が見るからに不機嫌そうに言って、ストローに口をつけて、一気にタピオカを吸う。
「私と妃奈乃が友達をやめれば、妃奈乃は昼休みとかに私のクラスにこないでしょ?」
「うん。」
妃奈乃が頷いたのを確認してから続ける。
「それで、秋聖くんは、私のことが好きだから、一緒にいたいんだって。でも、妃奈乃もいるでしょ?それで、その妃奈乃が絡んでくるからうっとうしいんだって。妃奈乃が友達をやめれば、私のところに来なくなる。そしたら、私と秋聖くんでふたりきりになれるから、そうしたいんだって。妃奈乃を邪魔者扱いみたいな感じで・・・自分の恋のために、人の友情関係を壊されたみたいですごくむかついた。」
「・・・・ひどい・・・・」
乙葉がぽつりと呟いた。
「柊木さんが可哀想だよ。」
悲しそうに言う乙葉。
「そう、だね・・・」
妃奈乃が悲しく呟き、頷く。
「私・・・ずっと、秋聖のことが・・・好き、だったのに。どうして、恋春なんて・・・好きになっちゃうの・・・?」
えっ・・・?その言葉に私は耳を疑った。
私はてっきり、妃奈乃が怒ってるのは友達をやめろと言われたからだと思っていたけれど、違うみたい。
どうやら、妃奈乃は秋聖くんが自分より恋春のことを好きだということが許せないみたい。
そうならないように、気をつけてきたのに・・・・気を遣ってきたのに・・・・楽しく笑ってきたのに・・・・
これも、全部、秋聖くんのせいだよ・・・・!
どうして、そんなに自分勝手なの!ほんとうにふざけないでよね・・・

