「ほ、ほんとにっムリっ……やめよう!?ね、ね!?」
私が昨日あれから買って帰った、
ちょっとした飲み物とお菓子。
それらが入った袋を手に、生徒会室に行くと比江島くんに言えば、これだよ……
「何で?昨日頑張ってたんだから、これくらいいいじゃない。それに、強い人のそばにいたら少しは比江島くんも強くなれるかもよ?」
別にそこまで校内で、ずっと一緒にいる必要はあまりないんだけど。
でも、えぇ……と、全く乗り気ではない比江島くんはなんだかんだついてきてる。
生徒会室の前に着けば、中から声がして、私はノックした。
「凛でーす。今いいかな」
「……あぁ、ノックしちゃった」
『あはは!マツくん急に身構えてる!おもろー』
笑い声とともに、梅木くんがドアを開けてくれた。



