「うーん……」

「凛さん?」
「なあに」
「ずっと、ノート見ながらうなってるみたいですけど?大丈夫ですか?」
「うん、大丈夫」

数日あけて、また私と比江島くんは生徒会室にいって、お茶をしたんだけど……
まともな竹森くんがいなくて、梅木くんと松野くんだけでは会話のキャッチボールがうまく出来ず。
ちょっとしかまともな会話が出来ない中、総長くんは顔を出してないこと、そして松野くんと竹森くんは1年生の頃からこの生徒会室にいること。それと梅木くんは4月に生徒会へ入ったってことを聞いた。

なんとなく自分のことはわりと話してくれるっぽいのかな。
強瀾以外に強いところがあるっていうのも聞いたけど、それは比江島くんが書いてくれてたし。

「あの」
「ん?」
「帰りのチャイム、なりましたけど」
「え?あーごめん。今準備する──」


『オイ──!!』

──ん?