わけありくんを護ります


──夕飯前に、すべての段ボールをたたみまとめることができ、私はベッドに寝そべった。


「あぁー……元々荷物は少なかったけど、朝からのスタートがあれだったし学校でも休まらなかったから、1人最高!」


1人だから散らかしたって文句を言われることはない。毎日学校を終えれば、自由気ままな時間を確保できる。

「私の生活、まだ首の皮1枚繋がってる」


あー……制服がシワになるのは分かってるのに、ベッドから離れられない。