──この後、真っ赤な松野くんを落ち着かせるのに苦労し、逃げ回る梅木くんにうまいこと持ち帰り話を振って、残りは持ち帰ることに。
「ぼく満足!また食べてね!んじゃ帰ろー!失恋マツくんいくぞー!」
「はぁ!?失れっ……ちがっ、俺はべ、別に……」
「大丈夫だよ、いざという時は俺、凛をかけてバトっても」
オッケー、と親指を立てる旧比江島。
松野くんの後ろにいる梅木くんは、笑いだし、竹森くんはお腹を押さえながら苦笑いをする。
「……し、しねぇよ。……多分」
「多分?ってことは可能性はなくはない!りんりん賭けて闘うときはぼくも参加したぁい!」
「なんでブンもやるの?」
「ぼくだって、りんりん好き!ヘッヘッヘ……簡単には渡さん、的な?」
「す、好きとか軽々と言ってんじゃねぇよバカが!俺は帰る!」



