「頭文字をつなげればわかる……今のは、ヨイヤミからってこと」
驚きつつも、比江島くんはノイズの言葉を思い出しはじめ、ぶつぶつつぶやき、
「……ほんとだ。でもどうやって」
そう。私と比江島くんをピンポイントで当ててきたこと──それが気になる。
単にセキュリティが甘いって理由だけではすまないはずだし。
私はそう機械に強いわけじゃないから、今この場で比江島くんに、こうじゃないかって説明はできない。でも──
『総長についてるトップの中でも、側近として常にそばにいる人も、相当のやり手だって──』
ヨイヤミのことを聞いた時の、竹森くんの言葉を思い出す。
この、"やり手"の意味にもよるけど、機械系に強い人間だとしたら。
今時、中学生でも大人顔負けに機械の強さ見せる子はいるし。
それと──



