なんだかんだ、血!血!とさわぎながらも、すべての木を抜いてくれ、少しオーバーな処置をされた。
すごく時間かかったけど。
「……もう、痛いとこありませんか?刺さってるチクチク感とか」
そう言われ、私は軽くグーパーをくり返す。ちょっと痛みはあるものの。
「うん、大丈夫そう」
「……はぁー良かった。でもやっぱり違和感がある時は寝てても風呂場でも呼んでくださいね」
「……お風呂は嫌」
「ま、まぁそうですけど……それくらいの気持ちでお願いします」
「う、うん分かった」
渋々了承すると、急に比江島くんが包帯を巻いた私の手をそっと撫でた。
「……本当、凛さんはものすごい強いんですね。可愛いのに」
「可愛いは余計」
「余計なわけないでしょ。本心です。……護ってくれて、ありがとうございます」
「ボディーガードだからね」
「はい……で、でも傷が残ったらどうしましょう!?女の子の手に傷なんてっ」
はぁ、ほんと喜怒哀楽がはげしいなもう……"怒"はないけど。



