だからこそ、彼女にどう伝えてこれから接していけばいいか。 その事ばかり考えている。 なんでも知ってるなんて…逆で俺は何も知らなかった。 あんなに近くにいたのに、何も気づかなかった。 「…何も知らないよ」 「え?」 「風呂入ってくる」 ソファーから立ち上がり脱衣所へと向かう。 明日が休日でよかった。 休みの間、ゆっくり気持ちを落ち着かせよう。 きっとまた、前みたいに戻れる。 前の、叔父と姪に。