あんなことをしておいて、もう誰とも顔を合わせられない、
そう思ってその日からボクは1歩も自分の部屋を出なかった。
幸い両親はなにも聞いてこなかったし、弟もただ心配してくれているようだった。
そんな生活が数ヶ月続いたあと、ボクは輝石学園の初等部に入学することになった。
全寮制の学校だからこれからボクが弟を傷つけることが無くなる。
心のどこかで安堵するけれど、少しさびしい。
自分の感情を隠すように早急に荷造りをして家を出た。
家を出る直前に見た弟は前と変わらない優しい瞳でボクを見ていた。
無性に胸が苦しい。
弟に嫌われてるかもしれないと、思うと怖くて話しかけられなかった。

