「うるさい!!
ボクはお前のせいで当主なんかなれない!!なんで邪魔してるくせにそんな顔するの!?
お前なんかいなければ!!!!!」
ふと気づいたときには口から酷い言葉が飛び出していた。
制御が出来なくなってトゲのある言葉を何回も何回も重ねていく。
ボクが弟を傷つけているはずなのに、なぜか心が痛い。
言葉をぶつければぶつけるほど心の傷が深くなっていく。
ぐさぐさと棘だらけのいばらが絡みついてくる、そんな感覚だった。
ふと弟に意識を向けるとボクの言葉に唖然としているのか、さっきまであんなに威勢が良かったのが嘘のように黙り込んでしまっている。

