お金持ち学園の王子様たちとヒミツの時間





なんで……さっきまで笑顔で話しかけてくれていたのにこんなことを思ってたんだ。




パーティによる高揚感がいっきに冷めていく。



ボクはちっとも恵まれてなかった。




所詮ただ生まれが良いだけの凡人だった。




もしも弟が先に生まれていれば、僕みたいに文句ひとつ言われず当主の座に収まっていただろう。




それくらい僕と弟との差は歴然だった。





そんな事実に気がついて、とにかくひとりになりたかった。




パーティーが行われているホールから遠く離れた自室でベッドに潜り顔を埋める。



僕が今まで幸せだと思っていたものが全て嘘だった。





そう思うと、暗闇の中で視界が歪んでくる。