これからどうなっちゃうんだろう。
ぐるぐると考え込んでいるうちに車は森を抜け、学園の敷地へと入っていく。
「あ、着いたよ」
拓海くんの声でハッと顔を上げると、窓の外には昨日の建物にも負けないくらい豪華な大きなお屋敷がそびえ立っていた。
私、本当にこれからここでやっていけるのかな……。
始まったばかりなのに大きな不安を抱えながらも、これから始まる新しい日々に胸が高鳴るのを感じた。
「ここがおれたちが暮らす寮!」
車から降りると、絆那くんが自慢げに紹介してくれる。
私が家から持ってきた荷物は運転手さんが部屋まで運んでくれるようで、私たちはルームツアーをすることになったんだけど……
「さすがに豪華すぎじゃない!?学生が住むんだよね!?」

