気になったことを聞いてみる。
みんなは良い家柄だし、世間体的にもよくないんじゃ……。
いくら私たちにその気がなくても、なにも起こらないなんて言いきれないし。
「それに関しては大丈夫。同じ家の位同士で同じ部屋になる方針だからね」
「それに、オレたち的には莉亜ならぜんぜん嫌じゃないし、むしろ嬉しい」
麗夜くんに続けて琉弥くんが言い、みんながうんうんと頷いている。
「なんなら俺、莉亜と一緒になれてめっちゃ嬉しい!」
「こら絆那、莉亜ちゃんが困ってるから」
満面の笑みで距離を詰めてくる絆那くんを拓海くんがなだめる。
みんなの雰囲気から今更嫌なんて言えないところまで来てしまっているのだと悟る。
なにも起こらないってわかっていても、やっぱり不安だよ……。

