ポツリポツリと律は樹里のことを話していた。静かに話を聞いていた詩だったが、律の話が終わると彼の額にデコピンを喰らわせる。
「イテッ!」
「馬鹿弟!まだその女の子が誰を好きかわかってないんだろ。まだチャンスがあるかもしれないじゃん。諦めてどうする!」
「無理だよ!相手は俺みたいなオタク陰キャじゃないんだよ!」
「それならバレンタインを使え!バレンタインにお前からお菓子を渡せばいいだろうが!逆バレンタイン作戦だ!」
詩は酔っているせいか、かなりハイテンションで話す。そして律に逆バレンタイン作戦のことを話し始めた。
「日本じゃ女の子から男の子にだけど、海外じゃ男の子からプレゼントをあげるのが一般的。だからお前もお菓子の一つや二つ用意して、女の子に告白するんだよ!」
「む、無理だよ!告白なんて!」
想像しただけで律の顔は真っ赤になった。樹里に告白などできない。首を激しく横に振る律に、詩は笑いかけた。
「安心しろ、弟よ。好きという気持ちはストレートに伝えなくていい。お菓子言葉って知ってる〜?」
「イテッ!」
「馬鹿弟!まだその女の子が誰を好きかわかってないんだろ。まだチャンスがあるかもしれないじゃん。諦めてどうする!」
「無理だよ!相手は俺みたいなオタク陰キャじゃないんだよ!」
「それならバレンタインを使え!バレンタインにお前からお菓子を渡せばいいだろうが!逆バレンタイン作戦だ!」
詩は酔っているせいか、かなりハイテンションで話す。そして律に逆バレンタイン作戦のことを話し始めた。
「日本じゃ女の子から男の子にだけど、海外じゃ男の子からプレゼントをあげるのが一般的。だからお前もお菓子の一つや二つ用意して、女の子に告白するんだよ!」
「む、無理だよ!告白なんて!」
想像しただけで律の顔は真っ赤になった。樹里に告白などできない。首を激しく横に振る律に、詩は笑いかけた。
「安心しろ、弟よ。好きという気持ちはストレートに伝えなくていい。お菓子言葉って知ってる〜?」


