あなたは守られる対象です!?

「杏ちゃん、君の事が好き。だから付き合ってください」




……えっ?




付き合ってください……?流石に私でもわかる。これは告白だと。



こんなにストレートに気持ちを伝えられた事もなかった私は戸惑って言葉が出ない。




……どうすればいいの?私はどうしたらいいの?




わからない。ただただ流れていく時間が気まずくて逃げ出したくなる。




だけどダメだ、ちひろさんがこうやって言ったのは私が背中を押したから。




言うだけ言わせて私が返事をしないのはダメだから。ちゃんも返事をしないといけない。




けど、私はなんと言ったらいいのかわからない……っ




今までちひろさんには数えきれないほど助けてもらった。



教室に行けなかった時教えてくれたのはちひろさんだった。



パンケーキの味を教えてくれたのもちひろさん。




昨日の時に私に話しかけてくれた時どんなに心が軽くなっただろうか。




今日だってそうだ。私の事を考えて行動してくれていたし映画というものを教えてくれたのもちひろさん。




私はちひろさんに返せないくらいの優しさを貰った。だからそれに応えないといけない。




「私は……」




ちゃんと出すんだ、私の為じゃない。ちひろさんの為に……