次の日、私は集合場所であるショッピングモールの前に来ていた。




初めてこんな所に来たし緊張しているかも……




ドクドクと早く脈打つ心臓の音に頭を支配されながらちひろさんを待つ。




「お待たせっごめん遅れちゃって……」




「いえっ全然ですっ」




ちひろさんは息を切らしている。だからきっと走ってきてくれたのだろう。




「じゃあ行こっか!」




すぐに息を整えたのかいつも通りのちひろさんに戻っていた。




「はいっ」