あなたは守られる対象です!?

「そ、そう言えばさっき言ってたよね、詩の護衛してるって」



赤くなった顔をパタパタと仰ぎながらそう言うちひろさん。



「はい、そうなんです……」




来たくなかったが、ここにこなければ学校に通う事もできなかったしちひろさんや潤さん、瑠海さんにも出会う事はできなかった。




そこはすごく感謝している。




「あいつに護衛はいらないだろ……」




ん?今ちひろさん"護衛はいらない"って言った?どういう事だろう?




「あのっ詩さんに護衛はいらないってどういう事ですか?」




「あっいや、なんでもないよ……」




なんだか気まずそうにするちひろさんの様子にそれ以上は聞かないように言葉を飲み込む。




「あっそうだ!明日って空いてる?」




明日……?




話題が変わり明日の話へと移った。




「はい、大丈夫ですけど……?」



1日くらいならお休みをいただけるはず。




「本当!?じゃあさ明日映画見に行かない?」




パァーッと顔を明るくさせたちひろさん。




可愛い……なんだか小動物みたい……っ




「はいっ行きたいですっ!」




映画なんて行った事がないから行ってみたいっ




「じゃあ明日また会おうねっ」




ちひろさんはにっこり笑いながらまたあの場へと戻って行った。




楽しみだ……っ




まずはちゃんと神白さんに許可を貰わないとっ




私は期待に胸を膨らませながらこの会が終わるのを待つ。