それからも潤が来たりパンケーキを食べに行ったりと嫌なこと続き。



なんとか早めに切り上げてきたがずっとにっこり笑顔の杏にイラっとする。




「あいつらといて楽しかった?」




「えっ?」




俺の質問の意図がわからなかったのかポカンとしていて俺はしまったと思った。




だが、「はい、楽しかったです」と言う杏。



俺ならもっと楽しませれたのに。



と、ずっと心の中でモヤモヤしていた。




この気持ちはなんなのだろうか。




これに名前をつけるなら"嫉妬"というのだろうか。



俺には恋愛すら無縁の人生でわからない。



だが、これだけはわかる。



俺は杏を手放すつもりは全くないと。



絶対に杏は俺と一緒にいてもらう–––