あなたは守られる対象です!?

「そうですか……」




見られていた事は驚いたが、だからと言って関係があるわけではない。




「だから何があったかくらいは聞いてやるよ」




少し上からな物言い。




「いいです」




「なんで?」




この人、前は全く喋らなかったのに今日はやけに話すな……




「もうほっといてくださいっあなたには関係ない事なので、突っかかってこられると迷惑なんですよっ」




ついに私は心の奥底に溜まっていたものを詩さんにぶつけてしまった。




しかもベンチから立ち上がり静かな辺りに響くくらいに。




少しやり過ぎたかなと思ったがやってしまったのはしょうがない。