慣れない制服に身を包み、いざ学校へ登校っ!




と思っていたのだが私は重大な事を忘れていた。




それは……



「……」



「……」




まだちゃんと詩さんと言葉を交わしていない事。





学校への行き道、私は護衛という事で一緒に登校していた。




だが、あの日逃げ出してから一度も会話をしていない。




だからとても気まずい……




お金持ちの人ってなんかこう大きな黒い車に乗って行くとばかり思っていたが、実際は違うみたい。




私ちゃんとこの人の護衛できるかな……