あなたは守られる対象です!?

詩さんの部屋を飛び出してからもずっと食堂で顔を合わせている。




なんとか今も命が繋がっている。




私は食事は適当に取りますからと何度も神白さんに言ったのだが聞き入れてくれなかった。




「八神様、後で執事室に来ていただけますか」




「承知しました」




神白さんとの関係は良好。




朝食をとった後、自室に戻ろうとしていた時に呼び止められた。




この屋敷には使用人専用の部屋や執事室などが設けられている。




ここに来てもう何日も経っているから流石に場所は覚えた。




執事室は確か二階の奥だったはず……




これから特にする事もなかった為このまま執事室に行く事にする。