あなたは守られる対象です!?

振り向き、私はもう一度詩さんの顔を確認する。




ギロリと私を睨みつける詩さんはやっぱり無理っ




「そ、それでは、私も失礼します……」    




目を合わせる事すらできそうになく右往左往に泳いでいる目を隠す事なく私は部屋を出ようとする。




「待て、お前ただで出れると思うなよ?」




……なぜ!?




まるで挑発するかのような口振りに耐えれず詩さんの言葉を無視して部屋を飛び出した。