退院してからわかった事なのだが、もう詩さんと潤さん三年生は卒業なのだそう。
私と瑠海さん、ちひろさんは進級するだけなのだが二人は違う。
全く受験勉強とかしている所を目にしなかったが二人は頭がいいらしく勉強などしなくてもいいらしい。
将来お父さん達の会社を継ぐらしくそれに相応しいよう必要最低限の事はしているのだとか。
「おい、行くぞ」
「はいっ」
桜舞う道を歩きながら学園へ向かう。
今日は卒業式。
途中からみんなと合流し卒業式と書かれている立て看板の横を通り過ぎる。
私達一年生と二年生は卒業式の準備と片付けに駆り出されたわけだ。
「それでは」
「また後でなー」
「まったねー」
私達一年生組は体育館へ、三年生の二人は教室へと各々が散らばる。
もうちらほらと生徒のご家族が来ていたり楽しそうに話をしていたりと色々。
流石お金持ち学校と言うか、ご家族の人達も綺麗に着飾っていた。
「杏ー早く行くよー」
「あっはーい」
瑠海さんとちひろさんはきっと小学校からそのままエレベーターみたいに上がってきているから珍しくもなんともないらしくスタスタと歩いている。
その後に私も続くのだった。
私と瑠海さん、ちひろさんは進級するだけなのだが二人は違う。
全く受験勉強とかしている所を目にしなかったが二人は頭がいいらしく勉強などしなくてもいいらしい。
将来お父さん達の会社を継ぐらしくそれに相応しいよう必要最低限の事はしているのだとか。
「おい、行くぞ」
「はいっ」
桜舞う道を歩きながら学園へ向かう。
今日は卒業式。
途中からみんなと合流し卒業式と書かれている立て看板の横を通り過ぎる。
私達一年生と二年生は卒業式の準備と片付けに駆り出されたわけだ。
「それでは」
「また後でなー」
「まったねー」
私達一年生組は体育館へ、三年生の二人は教室へと各々が散らばる。
もうちらほらと生徒のご家族が来ていたり楽しそうに話をしていたりと色々。
流石お金持ち学校と言うか、ご家族の人達も綺麗に着飾っていた。
「杏ー早く行くよー」
「あっはーい」
瑠海さんとちひろさんはきっと小学校からそのままエレベーターみたいに上がってきているから珍しくもなんともないらしくスタスタと歩いている。
その後に私も続くのだった。



