「好きです……」




詩さんと一緒にいれると嬉しくて笑った顔が見たくなったり喋れないと気分が沈んだり。




全部詩さんがいたから浮かんできた感情。




私が下を向きながらそう言うと詩さんは嬉しそうに微笑んだ。




これでいいのかと思ったが、詩さんがああ言ってくれたんだ。きっと大丈夫。




私は詩さんの笑顔見えれて嬉しくなり下げていた顔を上げ詩さんを見つめる。




すると急に詩さんが顔を近づけてきた。




えっ!?ち、ちょっともしかしてキス!?




私は恋愛なんて初めてでキスとかも知らないが詩さんはきっとそうではないはず。




だからキスとかも普通にするのだろうかと思うとすんなりと納得できた。




私はギュッと目を瞑り次の行動を待っていると首筋に冷たいものを感じる。



それにびっくりして目を開けると詩さんは私のピンクいネックレスを持っていた。




あっそのネックレス……




あの時、お兄ちゃんに胸ぐらを掴まれた時に飛んでしまったんだっけ。




詩さんは私にもう一度ネックレスをつけ直してくれた。