前までは違ったんだ。




昔は俺と両親三人で楽しく暮らしていた。




そんな事時に俺達の歯車を狂わせたのはあいつ。




"杏"が生まれてたらだ。




初めは俺も愛おしく思っていたしずっと一緒に遊んでいた。





だけど途中から俺に向けられていたものがなくなっていった。




仕方がないと思おうと何度も考えた。だけどどうしても割り切る事はできなかった。





ずっと杏、杏、杏の両親に嫌気が差して俺はあの家を飛び出した。




きっと俺を探しにきてくれると信じて。