あなたは守られる対象です!?

「瑠海さん……?」




私の隣で目を閉じている子は間違いなく瑠海さん。





どうしてここに!?




瑠海さんはきっと気を失っているだけだろう。だけどもし息をしていなかったらと思うと居ても立っても居られない。




「その子ならまだ生きてるさまだ、ね」




瑠海さんを見ながら笑う男の人は嘘を言っているようには見えなかった。




ひとまず、安心……?





この人達がどこまで信じられるかわからないが、一旦は信じる事に。




「でさ、君は誰なの?どうしてリーダーはこの子をここに連れて来いって言ったの?」




一気に私にもわからないことを言われなんと返事をしたらいいのか困ってしまう。