検索:永遠とは

六月十四日。三ヶ月目当日。

俺は女の子にメッセージを送信した。

『大事な話がある』

『付き合ったときのカフェに来て』

冷たい風が吹くような悲しさと罪悪感が込み上げてきて、胸が詰まる。

でも、もう終わらせる。終わらせないといけない。

俺はイルカのネックレスを首にかけ、カフェへ向かった。

幸い今日は何故か症状が軽くて、体調もそれほど悪くはなかった。

あぁ、これは神様が俺にくれた、最後の光なのかな。

「...お待たせ、待った?」

女の子は、いつものように楽しそうな笑顔は見せなかった。

最後くらい、大好きなあの笑顔が見たかったのにな。

でも、こうなったのも全部、自分のせいなんだ。

「...別に。行こうか」