真っ先に尋ねなくてはならなかったのに。
ラヴィーネは申し訳ない気持ちでいっばいだった。
それに、後衛に下がっていてくださいと大口を叩いた自分が、ギルドマスターに助けられたという不甲斐なさに、罪悪感を感じた。
「心配ない、大丈夫ですよ。周りをよく観ながら進みますよ」
「はい」
ラヴィーネはギルドマスターと2人きり、他には誰もいないことを実感し、心細くなった。
いつものような勢いで思ったことを、直ぐ口にしてはいけないと、自分自身に言い聞かせた。
ギルドマスターに失態は見せたくないし、失言もしたくないと思った。
「どうしました。今日はやけに静かですね。わたしと2人だけでダンジョン調査は不安ですか」
「違います。そんなことはないです」
「わたしは不安です。もし、わたしの力不足で、あなたに何かあったらと思うと、できるならあなたと今すぐにでも引き返したい」
ラヴィーネは申し訳ない気持ちでいっばいだった。
それに、後衛に下がっていてくださいと大口を叩いた自分が、ギルドマスターに助けられたという不甲斐なさに、罪悪感を感じた。
「心配ない、大丈夫ですよ。周りをよく観ながら進みますよ」
「はい」
ラヴィーネはギルドマスターと2人きり、他には誰もいないことを実感し、心細くなった。
いつものような勢いで思ったことを、直ぐ口にしてはいけないと、自分自身に言い聞かせた。
ギルドマスターに失態は見せたくないし、失言もしたくないと思った。
「どうしました。今日はやけに静かですね。わたしと2人だけでダンジョン調査は不安ですか」
「違います。そんなことはないです」
「わたしは不安です。もし、わたしの力不足で、あなたに何かあったらと思うと、できるならあなたと今すぐにでも引き返したい」



