胸がバクバクと音を立て、鼓動が倍速になり、ラヴィーネはギルドマスターの胸にしがみついた。
「ケガは! 大丈夫か」
「・・・・・・」
「おい!? どこかケガ」
「だ、大丈夫です」
ラヴィーネはギルドマスターに、被せるように答えた。
「少し、驚いただけです。……ありがとうございます」
答えながら、まだ体が震えていたし、胸がバクバクしていた。
「よかった。あなたがケガをしたらと思うと肝が冷えた」
「すみません。トラップを踏んでしまうなんて、迂闊でした」
ラヴィーネはまだ震えが止まらなかった。
「ダンジョン内が今までとは、少し変わっているのかもしれない。マッピングしたデータには、此処にトラップはない」
ギルドマスターはデータを広げ、ライトで照らして見せた。
「たしかに、トラップはありませんね。って、ギルマスはどこもケガしていませんの?」
「ケガは! 大丈夫か」
「・・・・・・」
「おい!? どこかケガ」
「だ、大丈夫です」
ラヴィーネはギルドマスターに、被せるように答えた。
「少し、驚いただけです。……ありがとうございます」
答えながら、まだ体が震えていたし、胸がバクバクしていた。
「よかった。あなたがケガをしたらと思うと肝が冷えた」
「すみません。トラップを踏んでしまうなんて、迂闊でした」
ラヴィーネはまだ震えが止まらなかった。
「ダンジョン内が今までとは、少し変わっているのかもしれない。マッピングしたデータには、此処にトラップはない」
ギルドマスターはデータを広げ、ライトで照らして見せた。
「たしかに、トラップはありませんね。って、ギルマスはどこもケガしていませんの?」



