道具屋の看板娘、冒険者名は『死神』です。アイテム過剰購入冒険者にムカつきますが、ギルマスにはイヤな奴だと思われたくありません

ラヴィーネの父はそう言いながらも、どこか嬉しそうだ。

ラヴィーネはギルドに着くなり、靴音をコツコツならし、受付譲に詰め寄った。

「ギルドマスターを呼んでくださる?」

「ご用件は?」

受付譲も負けてはいない。

ツンツンした態度で聞き返した。

「例の冒険者の件で」

「彼らはまだ入院中ですが」

「解っていますわ。だからこそ、ギルドマスターを通さなくてはと思って参りましたの」

ラヴィーネの後ろでは冒険者たちが、やきもきしながらクエスト受付を待っている。

「どけよ。クエスト受付ができない」

「割り込みしてくるなよ」

「また、あなたですか。ラヴィーネさん」

ラヴィーネが受付でもめていると、奥の部屋からギルドマスターが顔を出した。

「例の冒険者は礼儀も知りませんの? 村長は数ヶ月もスキルで強化された毒に苦しんでいますのよ。ダンジョン異変で怪我をしたからと言って、自分の毒のせいですのに、謝罪1つ伝言もできませんの?」