凌仁side




え、おい



今、じゃがいもを切っているかんなを見ているが、





 あいつ、平気か?




怪我、するんじゃ……?





かんな「あれー?なんかうまく出来ないな……」







おいおいおいおい、ほんとに平気か?







かんな「…………っ!!」





かんな、指切ったんじゃ……!







俺はかんなの班がある方へズンズンと歩いていった





凌仁「おい、かんな怪我したのか?」



かんな「いや、平気」






やっぱり手を切ったんじゃねーか





凌仁「おい、絆創膏貼ってやるから手かせ」




俺は、ポケットに入ってた絆創膏を持ちかんなの手を取ろうとした






るいと「ストップ」



あみな「かんかんに触っちゃダメだよ〜!」



稲荷「俺が巻く。それちょうだい」





は?なんでアイツらが出てきやがった




それも、手を取ろうとした瞬間に……


















あいつには、何かあるのか……?









稲荷「はい、かんな手出して」





スっと手を出したかんな



俺には手を出さなかったのに……と嫉妬している俺を過去の俺が見たらどう思うだろうな









かんな「ありがとう」





















かんな「稲荷、るいと、あみな」












……?








絆創膏を巻いた稲荷に礼を言うのは分かるが、なぜ、あみなやるいとにも言ったんだ?








もしかして、触らないで欲しいという願いはかんなの願いなのか?






凌仁end