「あの、」


静かに御飯を食べていた呉羽さんがそっと手を挙げた。


「呉羽さんおかわりですか?」


「いえ、御飯はもう……ごちそうさまなんですけど、紫乃さんがおばあさまということはあなたは由香さんなんですか?」


「……?そうですよ?」


呉羽さんはポンッと手を打った。


「だから黒斗さんに天罰が下ったんですねー」


……なんか物騒だなー。


「持ち出し禁止の約束のせいなんですよね?

天罰ってどんな感じでした?」


呉羽さんは右手の人指し指を頭の上まであげて、ビュッと下ろした。


「ドーン!って感じでした」


なんだそれ。