「出来れば今から一緒に行って欲しいんです。

ちょっとした儀式があるんで、それにも参加してもらいたくて……」


儀式。

なんだろう。

そんな大事そうなものに部外者が参加していいのだろうか。

しかも今からって。

この、今まで掃除していた格好で行っていいのか。


「この格好のままでいいんですか?」


私の言葉を、承諾と受け取ったのだろう。

彼女の顔がぱっと明るくなった。