その音が君の証




みんなはきっと純粋無垢な気持ちで私に懐いてくれているのだろう。



誰からも好かれるクラスの委員長。



頭は良くて性格も良い。委員長と会う立場にありながらクラスの皆には優しく少しばかり抜けている。



自分の性格を偽って、好かれるように振る舞い、皆に好かれるための生き方しか知らない私は中高と同じ地位を確立した。




常にみんな騒いでて、彼氏がどうとか彼女がどうとかの話が繰り広げられる中最適な相槌を打ってみんなの輪の中心になる。



本当はそんな話興味無いのに、話を合わせるために流行を知って、男がどうだとか言って皆に飽きられないよに過ごす。




あまりにも居心地が悪いこの環境を本当は今すぐにでも壊したいくらいだ。

息がしにくくて、私の周りだけ酸素が薄いみたいだ