君に捧げる祈り



「彩音っていうんだ。いい、名前だね?
俺のことは賢吾って呼んで。」

「いいの?勝手に呼んで?
わたしたちタメなの知らなかったね。
しかも、近くの学区内でお互い電車ですれ違って通学してたなんて。」


「うん、これからは気づいたら声かけてあげる。あ、痴漢からも守ってあげる。」


彼がおかしなことをクスッと笑みを溢しながら言った。

「...?男性だから?」

「違うんだよ。俺割と筋肉あるし、鍛えてるから毎日。聞いたら驚くよ。」